― 私学サロン ―





進路に対応する多彩なコース設定

〜国際感覚の養成講座も展開〜
 樟蔭高等学校は、森平蔵初代理事長が女子教育の充実向上を図るために、高い理想と完備された設備、充実した教育組織をもつ学園として、大正六年に設立した学校である。「時代の変遷に対応しうる高い知性と豊かな情操を兼ね備えた聡明で心優しい女性の育成」という建学の精神は、90年余に及ぶ長い伝統の中に揺るぎなく受け継がれて今日に至っている。
 教育課程は、普通科に「特進コース」「進学コース(教養系・表現系)」「児童教育コース」「健康栄養コース」を設置している。「特進コース」は、高校2年次から6ヵ年一貫コースに編入し、国公立・難関私立大学の現役合格を目指すコースである。個々のレベルに応じた質と量に絞った独自のカリキュラムに加え、各種の受験対策講座も充実している。週6日制授業、夏・冬・春休みにも授業や補習を実施し、じっくり自習できる環境を整えている。「進学(教養系・表現系)コース」は、高校2年次から教養系・表現系に分かれる。教養系は併設大学への内部進学や指定校推薦により他大学への進学を目指すコースで、科目選択により、文系・理系の目標を明確にして、現役合格を目指す。表現系では特技を伸ばし、指定校推薦を活用して音楽系・美術系・体育系の外部大学への進学を目指す。「児童教育コース」は、併設大学の児童学部児童学科に直結する高大7年コースである。多彩な高大連携進学講座も特色のひとつである。大学では保育士や幼稚園教諭、小学校教諭のライセンスが取得可能。「健康栄養コース」は、併設大学の学芸学部健康栄養学科に直結する高大7年コースである。多彩な高大連携進学講座も開講され、食と健康、また医療分野も含めた栄養と健康管理について理解を深める。大学では管理栄養士・栄養士のライセンスが取得可能。

 コースにかかわらず芸術科の充実とともに、視聴覚行事を多く取り入れ、情操教育を重んずる。コンピュータで管理された3万5千冊の蔵書を備えた図書室や、冷暖房完備の教室も教育充実の一助となっている。また高原学舎、スキー学舎、オーストラリア海外研修などの枚外活動を通じて、よりよい人間関係を育成するとともに、国際理解や異文化交流につとめている。
 そして、情報化社会に対応すべく、コンピュータ教室を使って数学科・情報科・家庭科・英語科の授業を行う。進学コース(教養系)では第ニ外国語も履修でき、生きた外国語と外国文化の習得によって国際感覚を身につける授業も展開している。体育施設は従来のものに加え、表現力養成のためのダンス用フロアやマシンを完備したトレーニングルームなど多目的施設を用いた授業を行っている。
 クラブ活動においては、連動クラブが16人、文化クラブが21と充実しており、生徒の加入率が非常に高く、熱心に活動しているのが特徴である。運動クラブでは、バトントワリング部が全国大会バトン部門金賞、ダンス部が全日本高校大学ダンスフェスティバル特別賞。新体操部、スキー部がインターハイ出楊、バレーボール部が地区選抜大会出揚。文化クラブでは、美術部が全国高等学校総合文化祭大阪府代表となり、工芸、書道も府美術展などで多数入賞している。
 生活指導面においては、生徒の自主性を尊重することを大切にしながら、以前とは違い厳しい指導を行っているのが特徴である。また悩みを抱える生徒に対応するカウンセリングを教師が担当。専門のカウンセラーと保護者と連携し、生徒が安心して相談できる体制をとっている。
入試説明会で実際に学校見学をして、志望校のひとつとして考えたい素晴らしい学校である。





<この学校紹介は、大阪進研発行の受験情報誌「進研ジャーナル」に掲載されたものです>