― 私学サロン ―
「効率的な学習指導が奏功」
U類からも国公立大学合格者多数
〜新校舎完成、施設面もさらに充実〜
生駒山の麓 大東市にある大阪産業大学キャンパス内に大阪桐蔭高校は中学を併設してある。来年二月に新校舎が竣工予定であるが、デザインは中世ヨーロッパを連想される落ち着いた雰囲気の5階建ての校舎になる。平成9年に竣工した現在の本館校舎と併用し、教育内容だけでなく施設面においてもますます充実したものとなり、今後の取り組みに関して大きな期待が持てる。
しかも今年度は大阪桐蔭高校の前身である大阪産業大学高校大東校舎という分校が昭和58年にできてから21年目(大阪桐蔭高校としては16年目)にあたり「創立20周年」の記念すべき年である。それもあってか生徒も教職員も保護者も活気があり、学校全体が燃えに燃えている様子が伺えた。「おはようございます」「こんにちは」と爽やかなあいさつが返ってくるのは、創立以来変わらぬ指導の成果であろう。大阪桐蔭高校といえば学習面での指導が有名であるが、実はあいさつや礼儀作法、言葉遣い、服装・身だしなみといった人格形成のための指導にも力を注いでいるのが良く分かる。森山信一校長の「受験を見据えながらも、個性を伸ばし、社会に役立つ人材の育成こそが今求められる教育だと考えています。そのためには学習指導以上に生活指導がより大切なのです」との言葉通りの実践が大阪桐蔭高校ではなされている。

創立以来常に前年の進学実績を上回り、右肩上がりの大学合格状況を呈している大阪桐蔭高校である。今春も国公立大学・大学校へは188名、中でも東大2名、京大4名が合格し三年連続で東大生が誕生している。阪大2名、神大15名、市大10名、府大24名をはじめとして他の国公立大学にも合格者を輩出し、しかも圧倒的に現役での合格が多いことは特筆に価することである。私立大学を含めた大阪桐蔭高校の大学合格現役占有率は実に80%以上。これは後述する「類制」を採用し、生徒一人ひとりの個性を活かし、学力と希望に応じたきめ細やかな学習指導の成果の表れである。「60分授業」「週34コマ授業(50分/単位換算で週41単位)「集中授業」「早朝テスト・終礼テスト」「放課後補習」「東大・京大進学講座」「受験対策講座」「日曜図書館」等々、常に新しい取り組みを導入してきた大阪桐蔭高校のカリキュラムは完成の域に達している。
大阪桐蔭高校が誇る「類制」について説明しよう。まずは東大・京大を第一目標に最難関の国公立大学進学を目指すT類。編入クラスは先取り学習の進んだ中高一貫クラスに合流するために質・量共に密度の濃い授業が展開され、高校二年修了までに高校の履修内容をすべて修得し、高校三年では最難関大学を第一志望とするクラスを編成する。次にU類。国公立大学への進学を第一目標にして首都圏や関西の難関私大などにも通用する学力の育成を図る。T類同様に一年生から先取り学習を展開し、三年生での的を絞った受験対策に備える。U類の生徒の中からも東大・京大をはじめ国公立大学への合格者を多数輩出している。最後にV類。野球・ラグビー・ゴルフ・卓球のいずれかの必修クラブに所属し、実技と理論の両面からスポーツスキルを身につける。それぞれの全国大会での活躍はスポーツ紙面などで報道されている通り。また、大学進学に対応するため主要五教科を中心に学習面の強化にも力を入れている。
創立20周年を迎え、更に発展・成長を続ける大阪桐蔭高校。ここ数年で全国で有数の進学校として紹介されることは間違いない。