― 私学サロン ―
「千里金蘭大学との高・大連携」
金蘭会はずっと30人学級
〜一人ひとりを大切に育む〜
校地は、大阪梅田の西約1キロに位置し、JR環状線、阪神電鉄の「福島」駅、JR東西線「新福島」駅より徒歩約10分という大変、交通の便のよい所にある。
今春吹田キャンパスに千里金蘭大学(生活科学部)が開学し、来春には人間社会学部(仮称・申請中)が開設される。これに伴い、総合コースでは千里金蘭大学・人間社会学部(仮称・申請中)と密に連携を取り、高・大一貫教育で、より質の高い教育と心豊かな女性の育成を目指す。
もともと、金蘭短期大学は就職に強く、これまでも「就職に強い金蘭」と言われるほど、各企業からの信頼も厚く、求人も多い。そして現在、この不況下においても就職率80.3%を誇っているのは注目に値する。高・大一貫教育の仕上げとして力強い就職サポートが期待できそうである。

さて、コースについて見ておこう。「特進コース」は、国公立大学・難関私立大学を目指す。受験教科の中心でもある英語は、高一で9時間、高二・高三では11時間までとることができ、難関大学への受験に対応している。「総合コース」は、千里金蘭大学・人間社会学部(仮称・申請中)と連携を取り、高・大の一貫教育を行うが、進路希望に応じて、看護系・保育系・芸術系など、他の大学や短期大学への進学にも対応できるようなカリキュラムが組まれている。
進路指導においては、三年間の系統的な指導により、『自分で将来設計がたてられること』『生徒自身がその目標に向けて主体的に取り組むこと』ができるようにしている。具体的には、一年生では進路指導部からのガイダンスや適性検査などを行う。二年生では「希望進路」を実現するための情報収集(自分の目標に応じた学部・学科をさがす)。三年生では、進路希望に応じて説明会を約10回実施し、「受験校」に向けてラストスパートをかける。一人ひとりの夢をかなえるために、また目の行き届いたきめ細かい指導をするために高校においても「1クラス30名」という少人数制をとっている。
過去5年の主な進路先は、大阪市大、大阪府立看護大、神戸市外大、青森県立保健大、東京農大、関大、関学大、同志社大、立命館大、京都薬大、神戸薬大、京都産大、近大、甲南大、龍大、神戸女学院大、同志社女子大、京都女子大、京都外大、関西外大、大阪音大、大阪芸大、千里金蘭大、金蘭短大、その他短大、医療系を中心とした専門学校などである。
明治38年創立の同校は、明治という時代にあって女性が学べる学校のあまりに少ないことをうれいて、大阪府立堂島高等女学校(現在の大阪府立大手前高等学校)の同窓会である「金蘭会」が、私財を投じて創設した学校である。従って、特定の宗教との関係を持たない、自由な気風を重んじる女子教育の先駆的学園である。
男女共学化が進む中、創立時の女子教育への熱き思いを絶やすことなく、女子校としてのアイデンティティーを今後も守り続けていくものである。
校名の「金蘭」とは、友人どうしが力を合わせれば固い金をも断ち切ることができる、そして友人どうしが志を同じくすれば、蘭の花のかぐわしい香りがする、という故事に由来する。一人ひとりを大切に育む30人学級、その少人数制ゆえに生まれる本当の心の触れ合いは、授業はもちろん、活気あふれる学校行事を通して豊かな人間関係を作りあげている。クラブ活動には全校生徒の半数近くが参加しており、演劇部・ブラスバンド部は実力、人気共に高い。今年はハンドボール・卓球・新体操が近畿大会に出場。近年クラブ活動が停滞している学校が多い中でひときわ光を放っている。
また、国際化への対応として、高二希望者対象に約3週間のオーストラリア語学研修を実施している。午前中は語学研修、午後はさまざまなアクティヴィティに出かける。一人一家庭にホームステイし、語学だけでなく、オーストラリアの人々の日常生活や、物事に対する考え方を目で見、肌で感じ、帰国後の英語学習へのモティベーションを高めている。
最後に、卒業前に行うアンケートでは「本校での満足度」は94%であることを記しておく