(1)1996年12月
当放送局が開局されるにあたり、大阪の私学で唯一「文部省100校プロジェクト」に参加し、早くからインターネットや国際教育に取り組まれている帝塚山学院泉ヶ丘中学、高等学校の岡 貴久雄校長先生から、受験生の皆さんへメッセージが寄せられています。
高校進学を目指すみなさんへ
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「がってん放送局」と聞いて、高校進学を目標に、日日研鑽を続けているみなさんは、どんな事を思い浮かべるでしょうか。
帝塚山学院泉ヶ丘高等学校
校長 岡 貴久雄
「がってん放送局」、これは、高校進学情報を長年に渡って一手に扱ってこられた「大阪進研」が、この度、日本で初めての企画として、高校受験の情報を、より早く、より楽しく中学生のみなさんに伝えるため、「インターネット」を通して、最新情報を24時間放送で発信しようとするものです。みなさんが中核となり築いてゆかれる21世紀は、これまでの戦争と革命、殺伐と殺傷が繰り返された悔恨の20世紀に代わって、全人類が共に生きる、平和と希望の世紀と期待されています。また同時に、その共に生きる「共生」の世紀の多様化する情報交換の能力として、コンピューターを駆使した情報処理能力、インターネットによる情報受信・発信能力、さらに、その際の共通言語、国際語としての英語の実際的な運用能力・語学力が、21世紀を拓いてゆこうとするみなさん方には、最低限度の技能として要求されています。この意味で、21世紀を拓くみなさん方、中学生には、この度の大阪進研の新企画「がってん放送局」の活用を強く推薦します。
さて、11月末を迎えた今、高校進学を目前に、中学3年生のみなさんは、高校入学を果たすため、日日勉学に奮闘されていることでしょう。また、2年生・1年生の諸君も、日日学力を錬磨育成されていることでしょう。
しかし、今一度、みなさんの将来目標を熟慮し鮮明にしましょう。曖昧な目標では日日の努力が報いられなくなる場合が多いのです。つらいでしょうが、自分の将来目標(高校進学では志望校)を明確にしましょう。
次には、目標実現のため、みなさんに許された瞬間、瞬間に自己の全力を集中させましょう。その瞬間、一点、一点が連なり太い線となり、君たちの目標に到達させることでしょう。明日が、一ヶ月後が三ヶ月後がどうなる、失敗した場合は、こんな事に齷齪し、無用なストレスを溜める必要はありません。自分に許された瞬間、瞬間に自己を完全に燃焼させている人、「天」はそのような人に必ずや見方するものです。
なにはさておき、みなさんは平常の授業に、それこそ「眼で聞く」姿勢で、全神経を集中させましょう。また、その時理解不十分な箇所は、その時納得するまで聞き糺し、完全消化してしまうことです。この極、平凡な点の連続こそ、みなさん一人一人の高校進学に必要な実力を培ってくれるものと確信します。